法律パズル

毎日1個ちょっとした法律パズルを出します。頭の体操にどうぞ。コメント欄に回答をどうぞ。コメント欄に問題を投稿していただければ、私が面白いと感じたものについては本文に掲載させていただきます。引用、リンク自由です。回答などを掲載した方はコメントお願いします。リンクを貼らせてください。

2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

諾成的消費貸借

諾成的消費貸借契約は典型契約か、非典型契約か これらの解釈の差が、消費者契約法10条との関係において、効果において差を持つか?

動機の錯誤

錯誤は、内心の意思と表示内容に不一致があることである。動機の錯誤は表示した場合にのみ意思表示の内容なり、法律行為の要素の錯誤となりえるという見解があるが、動機が表示されていれば、もはや表示内容と内心の意思に不一致があったはずがなく、この見…

消極目的規制、積極目的規制

消極目的規制は国民の生命身体を守るための規制だから、緩やかに合憲性のハードルを設定すべきであり、積極目的規制は部分集団の利益保護だから、合憲性は厳しく審査すべきである。 以上の見解に反論せよ

「2012/06/20 殺人」に対するリプライ1

「2012/06/20 殺人」(http://puzzle.hateblo.jp/entry/2012/06/20/225426)に対し鋭いコメントがありましたので、リプライ書きました。

三角トレード2

甲が乙に絵画Aを、乙が丙に絵画Bを、丙が甲に絵画Cを渡すという契約を締結した。甲は絵画Cに関し錯誤をしていた。甲乙丙の法律関係がどのようになるか論じよ。

三角トレード

甲が乙に絵画Aを、乙が丙に絵画Bを、丙が甲に絵画Cを渡すという契約を締結した。丙が甲に絵画Cを引き渡そうとしないとき、甲乙丙の法律関係がどのようになるか論じよ。

不作為犯  問題の所在

普段まったく人が通らない山道(道A)に甲が瀕死の状態で倒れていた。甲を見つけた乙は甲を車に収容した。その後、道Aほどではないが人通りの少ない道Bに、乙は甲を棄てた。そのとき乙は甲が死んでもやむを得ないと考えていた。乙の罪責を答えよ。 乙の当初…

法律上の争訟

「法律上の争訟とは法令を適用することによって最終的に解決し得べき権利義務に関する当事者間の紛争をいう。従って法令の適用によって解決するに適さない単なる政治的問題または経済的問題や技術上または学術上の争は裁判所の裁判を受け得べき事柄ではない…

瑕疵担保

甲は乙にA絵画を売却した。その際、甲は乙に、この絵画には絶対に傷がないと保証した。しかし実際には傷があった。乙は甲にいかなる請求が可能か。契約責任説と法定責任説の場合で可能な請求は変わりうるか。

不作為犯

普段まったく人が通らない山道(道A)に甲が瀕死の状態で倒れていた。甲を見つけた乙は甲を車に収容した。その後、道Aほどではないが人通りの少ない道Bに、乙は甲を棄てた。そのとき乙は甲が死んでもやむを得ないと考えていた。乙の罪責を答えよ。 乙の当初…

殺人

「人を殺すとは、自然の死期に先立ち人を死亡させることである。たばこは人の寿命縮め、人を自然の死期に先立って死亡させている。よってたばこ会社の取締役は人を殺している。またその故意もある。よって彼らは、殺人罪又は自殺関与罪に該当する。」 以上の…

条件関係

Aのコップの水に甲は殺意を持って毒薬αを入れた。その後、同じAのコップの水に、乙は殺意を持って毒薬βを入れた。甲乙は互いの存在を認識していなかった。毒薬αと毒薬βは化学反応を起こし毒薬γとなった。Aはコップの水を飲んだ。毒薬γの作用したため、Aは水…

債権譲渡

甲乙の住む地域では、景気付けのため、100円のことを「100万円」と呼称する慣習がある。甲が乙にリンゴ2個を「400万円」で売却するという契約(「本件売買契約」)を締結した。甲は丙に、本件売買契約の代金債権を債権譲渡した。丙はいかなる請求が可能か。

誤振込

甲は乙銀行に口座を開設している。丙は甲の口座に誤振込(「本件誤振込」)をした。甲は、本件誤振込を含む口座の全額をATMで引き出した。甲の罪責を答えよ。