2012-06-21 不作為犯 普段まったく人が通らない山道(道A)に甲が瀕死の状態で倒れていた。甲を見つけた乙は甲を車に収容した。その後、道Aほどではないが人通りの少ない道Bに、乙は甲を棄てた。そのとき乙は甲が死んでもやむを得ないと考えていた。乙の罪責を答えよ。 乙の当初の甲収容意図が、甲の救命であった場合と甲を多少はましな場所へ移動させることであった場合とで、違いは生じるか。乙が、道Aで倒れている甲を無視した場合との違いを意識しつつ答えよ。